2014/04/09 ニュース
日立造船、ノルウェー企業と洋上風力で協業を延長
 日立造船は4月9日、ノルウェーの国営エネルギー企業Statoil ASA(本社スタヴァンゲル市)と浮体式洋上風力発電での協業協定を延長すると発表した。両社はすでに延長の契約を締結しており、今回の協業延長で、両社は日本国内での事業採算性を調査する。
 
 両社は平成22年11月2日、日本国内での浮体式洋上風力発電の事業化に向けた技術提携契約を締結している。Statoilは石油・天然ガス分野で海洋石油掘削事業などに強みを持っており、大型海洋構造物の技術力を活かしてノルウェー南西部の北海沖(水深約200m)に世界初の浮体式洋上風車1基(2009年完成、2.3MW)を完成させている。同社も平成22年から、着床式・浮体式洋上風力発電の事業化を目指す「地域振興型アクア・ウィンド事業化研究会」で洋上風力発電事業の研究開発に取り組んでいる。