2013/08/28 ニュース
環境省、ヒートアイランド対策の実証技術を選定
 環境省は、技術提案募集や審査などを地中熱利用促進協会に委託していた「平成25年度環境技術実証事業 ヒートアイランド対策技術分野(地中熱・下水等を利用したヒートポンプ空調システム)」で、PEC(埼玉県桶川市)の自社事務所における地中熱利用冷暖房システムを実証技術に選定した。
 
 同事業は5月21日から技術提案を募集していたもので、今回募集していたのは実証単位(A)の「システム全体」。実証単位(B)の「地中熱・下水等専用ヒートポンプ」、「(C)地中熱交換部」は10月31日まで募集を継続する。今回、システム全体の申請はPECの1件のみで、今年度末までに実証試験を順次実施し、実証試験結果報告書を取りまとめ報告書を公表する。この実証試験では、地中熱交換部からヒートポンプまでを含む地中熱・下水熱を利用した空調システムの総合的な性能を実証し、システム全体の性能と設計施工、運用に関する技術を総合的、客観的に示すもの。