2022/08/09 ニュース
イーレックスとJERAが石炭火力をバイオマス混焼へ

石炭火力発電のバイオマス混焼の動きが相次いでいる。まず2022年8月1日、イーレックス株式会社(東京都中央区)が、電源開発会社(東京都中央区、J-POWER)と太平洋セメント株式会社(東京都文京区)が共同事業を行なっている糸魚川発電株式会社(新潟県糸魚川市)のJ-POWERが保有する全株式(株式総数の64%)を取得すると発表した。すでにある石炭火力発電所にバイオマス燃料を混焼・専焼することで新たなバイオマス発電所として活用していく。2022年8月5日には、株式会社JERA(東京都中央区)のリプレース工事を行っていた武豊火力発電所5号機が営業運転を開始したと発表した。この5号機は発電出力107万kWで木質バイオマス燃料を混焼することでCO2削減し、電力の安定供給に貢献する。