2018/11/28 ニュース
東電HD、銚子沖での洋上風力実証を終了し来年に商業運転

 東京電力ホールディングスは11月27日、千葉県銚子市の南沖合に設置した洋上風力発電設備(出力2400kW、三菱重工業製MWT92/2.4)の実証試験を終了し、2019年1月1日より商業運転に移行すると発表した。実証試験は2013年から実施し、洋上の気象・海象条件下で運転・保守を経験する傍ら、設備の安全性、塩害への耐久性などを検証した。同時に、沖合での洋上風力発電の導入や普及に必要な技術の確立を目指し、試運転データを継続的に取得した。この結果、高い設備利用率や設備の安全性などを確認できたため、商業運転への移行が可能と判断した。これと並行し、同社は同海域で11月1日から海底地盤調査を実施しており、複数の風車を導入する洋上ウィンドファーム事業の実現可能性を検証する。