2018/06/18 ニュース
環境省、岩手県と秋田県で風力ゾーニング実証事業を実施

 環境省は6月15日、今年度の「風力発電に係るゾーニング実証事業」の実証地域に、岩手県久慈市と秋田県にかほ市を選定したと発表した。久慈市は洋上風力、にかほ市は陸上風力の対象地域として実施する。両市は、3月20日~5月1日に同省が実施した公募の中から、審査委員会(委員長/田中充・法政大学社会学部教授)が選定した。実証事業では、同省の「風力発電に係る地方公共団体によるゾーニングマニュアル」に基づくゾーニングマップの作成と、ゾーニングの実効性を具体化する仕組みの実証を行う。ゾーニングとは、再生可能エネルギーの導入と環境配慮を両立させるため実施される発電事業エリアの設定などを指す。地域の自然的・社会的条件を評価し、風力発電の導入を促進しうるエリアや、環境保全を優先すべきエリアの設定などを行う。