2018/03/30 ニュース
トヨタの燃料電池バス、東京都が導入

 トヨタ自動車は3月28日、燃料電池バス(FCバス)「SORA」の型式認証を取得し、7日に発売したと発表した。同社は今回の認証取得を、FCバスとしては国内初だとしている。これを受けて東京都環境局は同日、交通局がSORAを3両導入し、東京駅丸の内南口~東京ビッグサイトの路線で29日から運行すると発表した。SORAは、トヨタが燃料電池自動車「MIRAI」向けに開発した燃料電池システム、「トヨタフューエルセルシステム」を採用している。高圧水素タンク(70MPaのもの)を10本備え、最高出力は9kW、供給電力量は235kWhの電力供給能力を持つ。モーター走行で変速ショックを抑制し、緩やかに発進する加速制御機能の採用で、立っている乗客の安全性に配慮したという。都が運行するFCバスは、昨年3月から運行の2両と合わせて計5両となる。