2018/03/28 ニュース
太鼓山風力の跡地、市民風力発電が後継事業者に

 京都府は3月26日、太鼓山周辺の丹後地域で風力発電事業を実施する事業実施予定者に市民風力発電を選定したと発表した。府は、事故の発生や設備の老朽化などで、平成33年に事業を停止する太鼓山風力発電所の事業用地で、新規に風力発電事業を実施する事業者を公募していた。公募にはクリーンエナジーファクトリー(北海道根室市)、市民風力発電(札幌市)、スパークス・グリーンエナジー&テクノロジー(東京都港区)が企画提案書を提出。府が招聘した外部有識者5名が企画提案書を審査した結果、市民風力発電が100点満点で71.4点を得て選定された。選定された理由は、▽現地の環境条件を踏まえた技術的な検討やリスクの想定、その対策が検討されていること、▽安全性の高い風車が採用されていること、▽豊富な運営実績があること--などとなっている。現時点では、府と市民風力発電の協定締結時期は未定という。