2017/09/27 ニュース
関電、バイオマス発電事業の事業会社を設立
 関西電力は9月26日、新会社「バイオパワー苅田合同会社(仮称)」を11月中に設立すると発表した。新会社は、福岡県苅田町で実施するバイオマス発電事業の事業会社で、関西エリア以外ではこれが初のバイオマス発電事業となる。発電設備は、新松山臨海工業団地内に建設し、出力は約7万5000kW(年間発電量は約4億8880万kWh)という。燃料となる木質バイオマスは海外から調達する見通し。発電設備は平成31年3月に着工、平成33年10月の稼働を予定している。
 
 これと並行し、同社は富山県黒部市の弥太蔵谷川に水力発電設備は「弥太蔵谷発電所(仮称)」を建設する。平成27年11月に新設した部署「水力調査所」が発掘した初の新設案件で、過去に廃止された旧弥太蔵発電所の導水路トンネルなどを活用して建設する。出力は1520kW(約4億8880万kWh/年)で、平成33年4月に着工、平成34年12月に稼働する予定。