2017/08/23 ニュース
住友金属、燃料電池用の電極材料を試験生産

 住友金属鉱山は8月21日、燃料電池の電極に用いられる高純度酸化ニッケル粉の量産化実証設備を導入すると発表した。酸化ニッケル粉は、燃料電池の中でも発電効率の高い固体酸化物形燃料電池(SOFC)の電極材料に使用される材料。同社は、SOFCの発電効率や耐久性を向上する、微細で高純度な酸化ニッケル粉を開発してきていた。そこで今後、酸化ニッケル粉の需要増加が見込めると判断、来年度前半をめどに、愛媛県新居浜市内の社有地に量産化の実証設備を導入する。