2017/05/22 ニュース
瀬戸内メガソーラーの貢献などで売上高44%増 東洋エンジニアリング

 東洋エンジニアリングが5月19日に発表した平成29年3月期連結決算によると、同期の業績は売上高4319億1700万円(前期比44.1%増)、営業損失20億900万円(前期は110億8700万円ま営業利益)、経常利益16億300万円(58.6%減)、当期利益14億7200万円(51.5%減)の増収減益となった。同期は、タイ向けに天然ガス焚きコジェネレーション発電設備などを受注したが、プラント分野の市場が冷え込み、受注高は1167億円(73.7%減)と大幅に減少した。一方売上高は、タイ向けのコジェネレーション発電設備、瀬戸内メガソーラーなどのプロジェクトが進捗し、増収を確保した。しかし、米国向けエチレン製造設備プロジェクトで工事コストが膨らみ、収支が悪化。営業損失を計上した。今期は戦略的なパートナリング、コスト増の防止などに注力し、売上高3700億円(14.3%減)、営業利益65億円、経常利益50億円(211.7%増)、当期利益20億円(35.8%増)と最終増益を見込む。