2017/05/19 ニュース
三井造船、小型ごみ焼却設備でも発電を可能に
 三井造船は5月18日、子会社2社が佐賀県唐津市で施工していた小型のごみ焼却発電設備を稼働したと発表した。この案件では、三井造船環境エンジニアリング(千葉市美浜区)と三井造船マシナリー・サービス(東京都千代田区)が、排熱ボイラーの増設とマイクロスチームタービン供給をそれぞれ請け負っていた。完工した『唐津市清掃センター長寿命化事業基幹的設備改良工事』では、温水として余熱を回収する余熱改修設備を排熱ボイラーに変更。定格275kWのマイクロスチームタービンを導入し、ごみ処理の休止期間を最小限にした。また新設備の導入で、40%以上のCO2排出量削減を達成できたという。唐津市清掃センターのごみ処理能力は150t/日(50t/日×3炉)となっている。