関西電力は4月6日、同社本店(大阪市)の送電サービスセンターで、同社以外の小売電気事業者に売電した発電電力量などの顧客情報を紛失したと発表した。紛失した顧客情報はDVDの形で、同センター執務室内にあった。同社社員が3月17日から一時的にDVD化を始め、3月29日に自分の机の上に置いて退社したところ、4月3日に紛失していることが発覚した。同社は紛失の事実を経済産業省、近畿経済産業局に報告し、併せてこの件の問い合わせ窓口(TEL:0800-123-0171)を設置した。この情報は昨年4月~今年1月に太陽光などで発電し、同社の電力系統を利用して同社以外の小売電気事業者に売電した顧客の氏名(法人名を含む)、住所、発電電力量など約1万2000軒分とされる。契約形態が低圧なので、住宅用発電設備の情報が多く含まれていると見られる。同社は、紛失したDVDにはセキュリティ処理が施され、外部のパソコンなどでは容易に閲覧できないとしている。また、執務室には限られた関係者しか入室できず、社外に顧客情報が流出する可能性は極めて低いという。同社は現在もDVDを捜索している。
2017/04/10 ニュース
太陽光電力の顧客情報約1万2000軒分を紛失 関西電力
2017/04/10
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