2017/03/08 ニュース
JFEE・JR東日本ほか、食品廃棄物を再エネ化する企業を設立
 東日本旅客鉄道(JR東日本)は3月7日、JFEグループと食品リサイクルを行う企業「Jバイオフードリサイクル」を昨年の8月1日付で設立したと発表した。新会社はJR東日本グループの駅ビルなどから排出される食品廃棄物をバイオガス化し、これを燃料に発電事業も行う。バイオガス化のため、新会社は食品廃棄物の処理設備「Jバイオフードリサイクル横浜工場」(横浜市鶴見区)を今年5月に着工、2018年8月に稼働する。
 
 処理能力は最大80t/日、発電出力は1800kW、年間発電量は約1100万kWhを見込む。処理方式は湿式メタン発酵で、設備の設計施工はJFEエンジニアリングが担当する。新設備の稼働で、年間5500t-CO2のCO2排出削減効果も期待されている。発電した電力は外販し、排熱の一部を施設内で有効利用するという。新会社(資本金6000万円)の出資比率は、▽JFEエンジニアリング・10%、▽JFE環境・56%、▽JR東日本・17%、▽東日本環境アクセス・17%となっている。JR東日本は、東日本環境アクセスと食品廃棄物の収集運搬計画を策定し、新会社の事業を支援する。