2016/09/30 ニュース
日立造船、春日部市でごみ焼却炉の発電能力を3100kWに増強
 日立造船は9月28日、埼玉県春日部市から春日部市豊野環境衛生センターの基幹的設備改良工事を受注したと発表した。受注金額は48億4900万円(税抜価格)で、2019年3月の完工を目指す。この工事では燃焼設備、蒸気タービン発電機、プラント運転システムなどの基幹設備を更新・新設し、設備の延命化を図る。ごみ焼却炉の処理量(133t/日×3炉)に変更はないが、発電出力は従来の1900kWから3100kWに増強される。また、設備全体での省エネ化で、CO2排出量を現状から3%以上削減する。豊野環境衛生センターは1994年3月に竣工し、稼働から23年目を迎え老朽化が目立っていた。基幹改良工事は、環境省の「二酸化炭素排出抑制対策事業費交付金」を利用して実施される。