2015/05/25 ニュース
電源開発ほか、湯沢市で42MWの地熱発電設備を着工

 電源開発、三菱マテリアル、三菱ガス化学が共同出資で設立した湯沢地熱株式会社(秋田県湯沢市)は5月25日、地熱発電設備「山葵沢地熱発電所」を着工した。敷地の一部が秋ノ宮字役内山国有林内に及んでいたが、建設の環境影響評価手続きが昨年10月31日に完了し、着工の準備が整ったことから建設工事に着手した。山葵沢地熱発電所の出力は4万2000kWで、平成31年5月に稼働する予定。

 一方、同発電所の蒸気生産・熱水還元設備の設計・施工は新日鉄住金エンジニアリングが受注した。同社は、これまでに国内で9件の大型地熱案件で蒸気生産・熱水還元設備の設計・施工に携わった実績を持つ。また大口径管の供給や高い配管溶接技術など新日鉄住金グループの総合力が評価され、受注に結びついた。