2015/05/20 ニュース
合弁会社が洋上風車116基受注を一括受注 三菱重工業
 三菱重工業は5月19日、合弁会社のMHI Vestas Offshore Wind A/S(MHIヴェスタス)が洋上風力発電設備「V112-3.45」(出力3450kW)116基と保守サービスを受注したと発表した。欧州のエネルギー大手、E.ONが英国で進めるランピオン洋上ウインドファームプロジェクト向けに受注した。同社は総出力40万kWに達する洋上風力発電設備でのこのような大型受注は初めてとしている。
 
 ランピオン洋上ウインドファームは、英国南東部サセックス州沿岸から13kmの沖合に建設される。英国政府主導の洋上風力発電プロジェクト「Round3」の最初の案件の一つで、運転開始後は、29万世帯に電力を供給するほか、年間60万tのCO2排出削減効果も見込まれている。V112-3.45は従来機種のV112-3.3(出力3300kW)を改良したもので、2017年度第1四半期から据え付けを始め、2018年に試運転を完了する。MHIヴェスタスは同社とデンマークの風力発電設備大手ヴェスタスが設立した、風力発電設備専門の合弁企業。