2015/04/20 ニュース
東芝、住友商事と米国で大型蓄電池システムを受注
 東芝は4月20日、米オハイオ州ハミルトン郡で最大出力6MW、容量2MWhの大型蓄電池システムを受注したと発表した。住友商事、米州住友商事、米国の再生可能エネルギーデベロッパーRenewable Energy Systems Americas(RES)が実施するプロジェクト向けに受注したもの。
 
 受注したシステムは同社製のリチウムイオン二次電池「SCiB)」を搭載し、同社が蓄電システムの納入とメンテナンスを担当し、RESが変圧器など補機の供給や据え付けなどを行う。システムは4月に着工し、12月の運用開始を予定している。並行して住友商事は、子会社のPerennial Power Holdings(ニューヨーク州)を通じ、RESからWilley Battery Utility,LLC(WBU)の株式を取得した。このWBUが、新設するシステムで独立系統運用機関のPJMが運営する周波数調整市場向けに電力需給の調整サービスを行う。日本製の大型蓄電池を使った海外での事業への参画は、今回が日本企業で初めてとなる。