三菱電機は1月27日、福島県いわき市で建設していた出力6.2MWの大規模太陽光発電設備を竣工したと発表した。三菱商事と三菱UFJリースの太陽光発電事業「小名浜太陽光プロジェクト」向けのもので、昨年8月に竣工した分と合わせると、総出力は18.4MWとなる。
同社は施工にあたり、1枚あたり公称最大出力261W、モジュール変換効率15.8%の高効率太陽電池モジュールを採用した。太陽電池アレイの架台と太陽電池モジュールの取り付けには、高耐久性のアルミ合金製ロックボルトを採用し、施工期間の短縮と塩害地域でも長期信頼性を確保できるよう配慮した。さらに、鋼製杭基礎を採用して基礎施工期間を3割短縮(従来比)したほか、モジュールの梱包材使用量を3分の1(同)に削減した。これで開梱作業時間の短縮と梱包廃材量の削減を両立した。稼働後はサービスセンターで、20年間・24時間体制で特別高圧設備を含む発電所全体の運転状況を常時監視する。