環境省は1月27日、地中熱利用ヒートポンプシステムの設置状況調査の結果を発表した。調査結果によると、平成24年・25年の設置件数は250件を超え、累計設置件数は、平成23年までを調査した前回の調査結果から2年間で523件増の1513件(25年まで)となった。
この調査は平成22年度始められ、2年毎に全国の地中熱利用ヒートポンプシステム設置状況を調べている。同省によると年間設置件数は年々増加傾向にあり、方式別ではクローズドループ1301件(設置件数シェア86.0%)、オープンループ201件(13.3%)、併用11件(0.7%)となった。導入施設別の動向では、住宅が640件でトップとなり、以下事務所173件、公共施設107件、道路(融雪)82件などとなっている。都道府県別では北海道が426件と全体の4割近くでトップとなり、以下東京都107件、岩手県100件となり、沖縄県では導入がなかった。