2014/10/10 ニュース
東芝、エナリスから1万台の蓄電池システムを一括受注
 東芝は10月9日、エナリスから蓄電池システムを1万台受注したと発表した。受注したのは最大出力10kW、容量9.9kWhのもので、東芝ITコントロールシステムを通じ平成27年度末までに順次納入する。同社は自社製品の長寿命と高い安全性、低温動作などの特性がエナリスに評価され、受注に結びついたとしている。
 
 納入するシステムは、エナリスが電力を販売する全国の法人顧客に、電力供給量と電力需要量を一致させるため設置する。エナリスは蓄電池システムを需要家に設置し、充放電などを遠隔管理して、再生可能エネルギーの出力変動や気温変動を抑制することを狙う。同時に電力小売事業者は、発電量が需要量を下回る場合に義務付けられている、電力補給の費用を削減することが期待できる。さらに、安価な夜間電力を蓄電し昼間に放電すれば、電力料金の削減も可能になる。