WMO(世界気象機関)は、「世界は今後5年の間に、年間平均気温が産業革命以前より1.5度以上高い年を経験する可能性が高い」との予測を発表。産業革命前からの気温上昇を1.5度までに抑えるのは、地球温暖化対策の国際ルール「パリ協定」の世界目標だが、一時的にそれを超えることになる。WMOによると、2024～28年に産業革命前からの気温上昇が年間平均で1.1～1.9度となる確率は86％。同期間に少なくとも1年は気温上昇が1.5度超となる確率は80%だという。