矢野経済研究所(東京都中野区)は、電力系統関連の定置用蓄電池(ESS)世界市場に関する調査結果を発表。各国による再エネ発電設備の導入は今後さらに加速し、それに伴い電力品質の安定化などで同市場も成長する見通し。また、系統用蓄電池関連メーカー各社は、材料変更や設計方式の改善などコスト削減に向けて努力しており、蓄電池価格の下落が系統用蓄電池の導入スピードの加速につながる見込み。2023年から2032年までの年平均成長率(CAGR)は19.1%となり、2021年の市場規模は68万2797MWhまで成長すると予測している。