株式会社東京商工リサーチ()が2022年7月6日に報じたところによると、新電力事業者のFTエナジー株式会社(東京都千代田区)が7月1日、東京地裁より破産開始決定を受けた。新電力事業者の倒産は今年に入って5社目となる。FTエナジーは2016年9月に小売電気登録を受け、2017年2月にサービスを開始。JPEX(日本卸電力取引所)からの電力調達をメインに、企業が学校などへの販売で業容拡大し、2019年3月期には売上20億2953万円をあげていた。コロナによる企業向け販売の鈍化と、2021年初めの電力市場価格の急騰により大幅赤字を計上。2021年3月期は14億6000万円の売上に対して3億3922万円に赤字を計上し債務超過に陥っていた。