2017/07/03 ニュース
MHPS、ポーランドでガス焚きGTCC設備を初受注
 三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は6月30日、ポーランドで出力49万kWの天然ガス焚きガスタービンコンバインドサイクル(GTCC)発電設備を一括受注したと発表した。同国の国有石油・ガス会社PGNiGの子会社向けに、同国の建設業者Polimex Mostostal S.A.と企業連合を組み受注した。新設備は、首都ワルシャワ近郊のジェラン地区に建設されるコージェネレーション施設の中核設備となり、2020年に稼働する。同社のポーランド向けガス火力発電設備の受注は、今回が初めてという。
 
 新設備は同社のガスタービン「M701F」1基、蒸気タービン1基、排熱回収ボイラーなどからなる。M701Fは高砂工場で、発電機は日立工場でそれぞれ製作する。同社の欧州拠点が蒸気タービン、排熱回収ボイラー、など付帯設備などを供給し、プロジェクト全体を取りまとめる。その他の周辺機器の調達と土木・据え付け工事などはPolimex Mostostalが行う。同社の欧州拠点は、運転開始後、遠隔監視や技師の派遣を含む新設備の保守・管理を支援する。新設備は、PGNiGが全額出資で設立した事業会社のPGNiG Termika S.A.が運営するジェランCHP(Combined Heat and Power)プラントの敷地内に建設される。