2017/06/09 ニュース
ダイキン、小水力発電の発電事業会社を設立
 ダイキン工業は6月7日、自社のマイクロ水力発電システムで発電事業を行う子会社「株式会社DK-Power」(大阪府吹田市)を同日付で設立したと発表した。DK-Powerは、2020年に年間発電で8万4000MWhの発電を目指す。事業形態は、自治体が保有する水道設備などに同社のマイクロ水力発電システムを設置して発電を行い、得られる電力を売電する。発電設備の設置と維持管理は新会社が行い、自治体は水流と設置場所の賃貸料が得られるという。自治体はこれらの収益で、自治体のサービスを向上でき、同時に発電時にCO2の排出が少ない電力でエネルギーの地産地消を実現できるという。
 
 同社のマイクロ水力発電システムは、設置面積が一般的な小水力発電設備の約1/2で、水道施設の水道管に接続できる。このため導入コストが割安で、同社は今後、自治体のほかにも電力消費量の多い上水道施設や、水を多く消費する工場内施設などにも売り込んでいく考え。