2016/05/09 ニュース
JFEE、名古屋市のごみ焼却発電設備で出力を1万kWに
 JFEエンジニアリングは5月9日、名古屋市から富田工場焼却設備の更新工事を受注したと発表した。受注額は167億円(税抜価格)で、3月8日に着工している。更新完了は2020年6月30日を予定している。この工事は、休止中のごみ焼却発電設備「富田工場」(名古屋市中川区)の既存建屋を再利用し、処理能力150t/日×3炉の設備を更新するもの。更新では、高温空気の吹き込みや低空気比燃焼などの高度燃焼技術を導入する。このほか高温高圧ボイラーを導入し、発電能力を従来の6000kWから1万kWに引き上げる。さらに、焼却時に発生する排ガス中の塩化水素や硫黄酸化物も低減する仕様にするという。なお、既設設備の解体・撤去は別の企業が受注している。