2015/02/27 ニュース
丸紅、敦賀市で37MWのバイオマス発電設備を建設
 丸紅は2月26日、完全子会社の丸紅火力が福井県敦賀市でバイオマス発電事業を行うと発表した。東洋紡敦賀事業所第二事業所の敷地(約2万2000㎡)を賃借し、出力37MWのバイオマス発電設備を11月に着工、平成29年夏の商業運転開始を目指す。事業主体は丸紅火力が全額出資する「敦賀グリーンパワー」が務める。
 
 新設備は、同社の電力小売り事業の新電源として活用する。設備の建設・運用面では、東洋紡の工場排水を再利用し、発電所からはフィルターでろ過後排水することで、節水・水質保全を図る。また、近隣への防音対策も強化する。今回の案件は、遊休地の有効活用を検討していた東洋紡と、発電所の立地に最適な土地を探していた同社の意向が合致して実現した。