再生可能エネルギーで水素をつくるオーストラリア最大の「グリーン水素」プロジェクトが頓挫。生産コストが高く、現地の州議会選挙で誕生した保守系の州政府が追加出資を取りやめたことが決定打となった。日本企業も参画していたが、関西電力や岩谷産業に続き丸紅も撤退。再エネ大国への転換を掲げる豪州でも計画が暗礁に乗り上げたことは、世界の脱炭素へのさらなる逆風となる。
再生可能エネルギーで水素をつくるオーストラリア最大の「グリーン水素」プロジェクトが頓挫。生産コストが高く、現地の州議会選挙で誕生した保守系の州政府が追加出資を取りやめたことが決定打となった。日本企業も参画していたが、関西電力や岩谷産業に続き丸紅も撤退。再エネ大国への転換を掲げる豪州でも計画が暗礁に乗り上げたことは、世界の脱炭素へのさらなる逆風となる。