兵庫県宍粟市で、住民たちが出資して建設した小規模の水力発電所が稼働。宍粟市千種町の黒土地区では、豊かな自然を活用して地域の活性化を図ろうと自治会の有志などが出資して「黒土川小水力発電合同会社」を設立し、川の流れを利用する小規模の水力発電所を7年間かけて建設。黒土川の50メートルほどの高低差を利用して小型の水車で発電する仕組みで、1年間の発電量は、一般家庭およそ50世帯分の電力に相当する20万キロワット程を見込む。電気は国の制度を活用して電力会社に販売し、収益は森林や川の保全活動や地域活性化のためのイベントなどに使われる予定。