独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(東京都港区、JOGMEC)は、2023年6月13日、委託調査業務を公募していた候補の中からモデル性のある「先進的CCS*事業」7件を選定したと発表した。選ばれた7件は、産業が集積する北海道、関東、中部、近畿、瀬戸内、九州などの地域で排出されたCO2に対応し、発電、石油精製、鉄鋼、化学、紙・パルプ、セメントなど幅広い事業分野をカバー。2050年のカーボンニュートラル実現するためCCSの普及と拡大に向け、事業の大規模化とコスト削減に取り組むモデル性のある事業を「先進的CCS事業」として支援する。
*Carbon dioxide Capture and Storageの略、日本語では「二酸化炭素回収・貯留」技術。CO2を他の気体から分離して集め、地中深くに貯留・圧入する。