2020/11/19 ニュース
経産省、令和元年度エネルギー需給実績の取りまとめ公表

経済産業省・資源エネルギー庁は、2020年11月18日、令和元年度(2019年度)エネルギー需給実績(速報)を取りまとめて公表した。それによると、最終エネルギー消費は前年度比2.0%減で、石油2.5%、石炭2.0%、電力1.9%、都市ガス0.1%とそれぞれ減少した。一次エネルギー国内供給は前年度比3.1%減り、化石燃料が6年連続で減少する一方で、再生可能エネルギーや原子力などの非化石エネルギーは7年連続での増加となった。再生可能エネルギーは太陽光とバイオマス発電が牽引役となって前年度比1.7%増と唯一の増加。発電電力量は1兆277億kWhで前年度比2.2%減で、そのうち非化石電源が占める割合は前年度比1.2%増の24.2%だった。CO2の排出量はエネルギー起源が前年度比3.4%減と6年連続の減少となり、2013年と比べると16.7%の減少だった。